多汗症治療

多汗症とは

ひとのからだは、暑くなると体温が上がりすぎることを防ぐため、必要に応じて汗をかき、かいた汗の蒸発とともに熱を発散するようにできています。

また、精神的な緊張やストレスも発汗の原因となります。多汗症の症状が現れやすいのは、手のひらや足の裏、ワキの下、額など、汗腺が密集している部位です。

多汗症に悩む人は男女の比率はほぼ同じです。

明らかな原因が存在しない「原発性多汗症」と、何らかの病気や使用している薬が原因となる「続発性多汗症」に分けられます。
続発性多汗症は、原因となる病気を先に治療する必要があります。
日本人全体の中で、原発性多汗症の方は5.8%いると言われています。

多汗症の中で特に気にすることが多いのワキです。ワキの下はもともと汗腺が多いうえに、緊張やストレスなどの精神的な刺激と、気候や運動による温熱刺激の両方で発汗が促進されるため、多汗が起こりやすいところです。


  • ・ ワキの汗に注目されそうだから人前には出たくない。
  • ・ 周囲の目が気になって、学業(仕事)に集中できない。
  • ・ 汗のにおいが周囲に不快感を与えているのではないかと心配するあまり、人間関係がうまくいかない。
  • ・ 服に汗染みができて人目が気になる。絶対にグレーの服は着られない。
  • ・ 常にタオルを持ち歩いたり、一日に何度も制汗剤を塗ったり、シャツを着替えたりする手間が大変。
  • ・ 緊張すると汗が出はじめ、意識するともっと出る。

治療方法

・ 塗り薬(医療用制汗剤パースピレックス)
この制汗剤は汗腺の開口部に一時的な栓を形成することで汗腺での汗の産生を減少または中断させます。

・ 注射薬(ボツリヌス療法)
ボツリヌス菌がつくる天然のたんぱく質を有効成分とする薬をワキの下に注射します。
注射にかかる時間は5~10分程度です(診断や検査の時間を除く)。
1回注射すると効果が4~9か月持続するので、年に1~2回程度の治療で汗を抑えることができます。

・ 手術
神経を切断する手術などがあます。


副作用

注射後、まれに次のような副作用を生じることがあります。
多くは一時的なものですが、程度が強い場合など、気になるときには医師に相談してください。

  • ・ 注射部位が赤くなった、はれた、痛む。
  • ・ ワキ以外の部位で汗が増えた。

ワキのボツリヌス治療

ボツリヌス療法とは

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作る天然のたんぱく質から精製された薬を直接注射する治療法です。
この薬が、交感神経から汗腺への刺激の伝達をブロックし、発汗を抑えます。
汗を抑える効果は通常、治療後2~3日であらわれ、4~9か月にわたって持続します。
効果の程度や持続期間には個人差があります。
完治を目指す治療法ではありませんので、症状が再びあらわれたときには、あらためて治療を行います。
また当院ではご希望により、痛みも少なく、均等に注入できる「パスキン」という34G 極細針が3本ついた無痛に近いマイクロ針をご使用いただけます。


◆関連した料金表はこちら